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2007年8月31日 (金)

127,東京ってオモシロイ(麻布十番)③

ここは「麻布十番」の中心なのでしょうか、狭い通りですが商店街になっていて、その一角にはこんもりと大きな木が木陰になっている「癒しの広場」があります。

2654 その癒しの広場に一人で立っているのが「きみちゃん像」・・・赤い靴の女の子の名は「岩崎きみ」。  明治35年に静岡県で生まれ、北海道の開拓農場に母の「かよ」と共に入植しますが、過酷な環境から、3歳でアメリカ人宣教師の養女に出されます。
かよは、開拓農場で働く鈴木志郎と再婚しますが、明治40年に札幌に移り、夫はそこで勤めた新聞社で野口雨情と親交を持つようになりました。
しかし、宣教師夫妻は帰国する時、「赤い靴の女の子」を連れて行かなかったのです。
当時不治の病と言われた結核に侵され衰弱したきみちゃんは、やむなく麻布の孤児院に預けられましたが、看病むなしく、9歳の生涯を閉じる事となったのでした。
その孤児院があったのが、現在の「麻布十番稲荷」がある所だとされています。

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この物語を読んだら、「横浜の赤い靴の像」と比較することは止めにしました。

それは どちらも愛らしいからです。

2700 「賢崇寺 参道」・・・2002年石畳に改修された参道は、以前は84段の石段で、門から境内に続く道。   この坂を登りつめると、かつて、芭蕉が、
 『鶯を尋ねたずねて麻布まで』  と詠んだという丘が境内です。

2701 賢崇寺の「本堂」・・・佐賀鍋島藩歴代藩主の菩提寺で寛永12年(1635)の創建。10代藩主直正は日本ではじめて種痘を行い、明治維新の原動力のひとりとして活躍した。  詩人蒲原有明、国学者久米邦武、「真白き富士の嶺」の哀歌で知られる七ヶ浜沖ボート転覆事故犠牲者の逗子開成中学生徒や、226事件受刑者22士の墓がある とのことです。

2691 「大法寺」・・・大法寺は慶長2年(1597)、慈眼院日利上人によって創建され、大黒天像は伝教大師作「三神具足大黒尊天」で、享保15年(1730)日舜上人の功によって奉安されました。 地元では大法寺というより「一本松の大黒さま」として親しまれているそうです。

この前の女性が歩いている道が「大黒坂」で、左へ行くと「一本松坂」です。

2710 「一本松坂」・・・現在の松は植え継がれて五代目、冠の松とも秋月邸の羽衣の松とも呼ばれていたといいます。この松に甘酒を竹筒に入れて収めると咳が治るという俗信もありました。他にもいくつかの説がありますのでご紹介します。
ここは、もともと古墳であったそうです。そして江戸初期には「首吊塚」とも呼ばれていました。関が原の合戦で送られてきた首級を家康が検分し、埋めた所だそうです。
また、異なる伝説では、平将門を討伐にきた源経基が、将門の屋敷内を内偵しての帰り道、一軒の民家に泊まって料理をふるまわれた。経基は翌朝、装束をあらためて出立しましたが、そのとき脱いだ衣服をかけたのがこの一本松だといいます。

源経基(みなもとのつねもと)などの伝説を持ち、古来、植えつがれている一本松が坂の南部にあるための名である ということです。

この一本松からは、『狸坂(左下の画像)』 『大黒坂(右上の画像)』 『暗闇坂(左上は、上から見た暗闇坂) (右下は、下から見た暗闇坂)』の三つの下り坂に分岐しています。

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暗闇坂・・・名前の由来は、昼間でも暗いほど鬱蒼と樹木が茂り、狭い坂道に覆いかぶさっていたからといわれる。暗く見通しの悪い急な坂道のためか、妖怪、幽霊が出没するなどといった伝説が生み出された。実際に追い剥ぎなどが現われる物騒なところであった そうです。

大黒坂・・・坂の名前になっている大黒天こと大法寺は、坂上から見ると左側になります。

狸坂・・・港区が立てた坂の標識によると「人をばかす狸が出没したといわれていた。別名として「旭坂」ともいうのは、東へのぼるためか」と書かれています。

    【続く】

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